Water
Water
Water (2015)
ガラス
155 x 255 x 135 mm

臼井がガラスによるペットボトルシリーズで扱ってきたのは、容器だけでなく水を含めた液体そのものでもありました。
Waterは水の入った状態のゴム手袋と同様に、日常の中でふと心に浮かんでは消えてしまうような感覚を取り上げている作品でもあります。

「ある時発泡スチロールの箱があり、何が入っているだろうと開けてみると何も入っていなかった。ただ溶けかけた氷と水がビニール袋に入っていて、なんてきれいなんだろうと一瞬思い、そしてすぐに破いて捨てた。そういう気持ちの機微に形をつけられないかと思いこういう作品を作っているのかもしれない。」