戯訳三部作展示風景(資生堂ギャラリー、東京)
戯訳三部作展示風景(資生堂ギャラリー、東京)
戯訳三部作展示風景(京都)
戯訳三部作展示風景(京都)
戯訳「江戸」ビデオスチル
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戯訳「江戸」ビデオスチル
戯訳「江戸」ビデオスチル
戯訳「江戸」ビデオスチル
戯訳「江戸」ビデオスチル
戯訳「日光霊山」ビデオスチル
戯訳「日光霊山」ビデオスチル
戯訳「日光霊山」ビデオスチル
戯訳「日光霊山」ビデオスチル
戯訳「日光霊山」ビデオスチル
戯訳「日光霊山」ビデオスチル
戯訳「聖なる都・京都」ビデオスチル
戯訳「聖なる都・京都」ビデオスチル
戯訳「聖なる都・京都」ビデオスチル
戯訳「聖なる都・京都」ビデオスチル
戯訳「聖なる都・京都」ビデオスチル
戯訳「聖なる都・京都」ビデオスチル
戯訳 (2019)
ビデオ
「京都」5分12秒/「日光 霊山」18分10秒/「江戸」18分37秒

1889年にフランスで刊行されたピエール・ロティの日本滞在記『Japoneries d’automne』*より『Kioto, la ville sainte(聖なる都・京都)』『Le sainte montagne de Nikko(日光霊山)』『Yeddo(江戸)』の章を抜粋し構成した三部作。ロティの紀行文をもとに、彼が訪れたとされる土地へ荒木が赴き、撮影した現代の映像に約130年前に書かれた文章が字幕*として重ねられている。イメージと言葉の重なり合いやズレによって立ち現れる風景は、まだ残っているものと失われてしまったものへの揺らぎを観る者に想起させる。過去の刊行物との今日的な戯れ、すなわち「戯訳」と呼べるこのシリーズは、時を越えた観光についての考察でもある。



*日本語字幕には村上菊一郎・吉氷清の翻訳による『秋の日本』(1953年、角川書店)から引用している。