ひかりのからだ, Photo: Kurokawa Mikio
ひかりのからだ, Photo: Kurokawa Mikio
ひかりのからだ (1997)

世田谷美術館「デ・ジェンダリズム」展出品作品。半円形の部屋の中に2つの個室が作られ、観客はそのなかに入るとき、着衣のままで入るか、それとも全部服を脱いで入るか選択を迫られる。服を脱ぐ選択をした観客にだけ特製のビューワー「Jagarandi」が与えられ、これを通すと別の部屋にいる相手の身体が赤外線によって光った状態で確認することが出来る。ただし着衣の状態では何も見えず、ただの真っ暗な部屋として認識される。2つの部屋の間のスクリーンは伸縮し、望めば相手の身体に触ることもできる。「デ・ジェンダリズム」のテーマに合わせ、観客を安全地帯からパフォーマの位置に誘導するための作品。
(展覧会終了後、作品は破棄されて現存せず)