見ることは信じること (1996)
見えないモノ の存在を見る装置。
広島市現代美術館 での個展。「見ることは信じること」はインスタレーションのタイトルで、実際には赤外線の電光掲示板「empty entity」と専用のビューワー「ヒツジ」とコンテンツとしての「メガ日記」の3つの作品の集合体である。会場ではランダムに明滅する光にしか見えないが、そこには実はネット上で集められた、たくさんの人たちの日記が流れている。つまり「目に見えない他人の生活が表示される、目に見えない電光掲示板(でもそれは目に見えないだけで実在している)」な作品。実はこの電光掲示板にはもうひとつ秘密がある。赤外線は肉眼では絶対に見えないが、あるコツをつかむと文字を読むことは出来るのだ。
「ON camp/OFF Base」東京ビッグサイト
「アートシーン90-96」水戸芸術館
97 アルスエレクトロニカ招待作品
The First Steps: Emerging artists from Japan (NY)
2009「ヨコハマ国際映像際2009:CREAM」新港ピア
(作家蔵)