緊急時一日一約 (2020)
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「会わない他者」と約束をするプロジェクトをはじめます。
かつて、ゴミ漁りで有名な村崎百郎氏は、見知らぬ他者を「形のある幽霊」と称し、実在してても自分には関係がない存在であると言い切りました。
しかし、今僕たちは COVID-19 というまさに見えない存在によって、見知らぬ他者は幽霊ではなく人間であり、自分に関係のある存在であることを思い知っています。
このプロジェクトは、そのような「見えない存在」を想像する、手助けになると思います。
そして、約束の存在によって「見えない他者」を感じるだけでなく、日常に張りが出たり、楽しんだりすることができるならば、それは、人間が社会的動物であるということの証拠であり、人間にしかできないことであり、芸術であると僕は考えます。
この試みを、無益な苦行と捉えるか、文化的な生業と捉えるかは自由ですが、(我ながらマゾヒスティックなプロジェクトだと思います。笑)僕は、このような緊急事態宣言下でしか残せないこと、そして残さなねばならないことのように感じています。
2020年4月松田修