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八木良太 展
「直線か円環か積層か」

2007年8月22日(水)-9月22日(土)
opening reception : 8月22日(水) 6-8pm

プレスリリース


「無人島プロダクション」では、8月22日より、八木良太の個展を開催いたします。
八木の東京での個展は、昨年無人島発足時のこけらおとし展以来ちょうど1年ぶりとなり、昨年の初個展後様々な展覧会に参加、ひとまわりたくましくなった八木が一年ぶりに無人島に登場です!
また本展と同時期に、水戸芸術館現代美術センター・クリテリオムでも八木の個展が開催されます。

今回の個展「直線か円環か積層か」のために八木が取り組み、展示するのは、「時間というものを形に置き換えた作品」たちです。
人が時間を認識するとき、「直線」と捉えるか、時計のような「円」と捉えるか、レコードの溝のような「螺旋」と捉えるか、地層のような「積層」と捉えるか、それは人それぞれの感覚によりますが、八木は今回、時間を様々な形に「形式化」し、更にそれらを視覚的にも楽しめる作品に落としこみました。

八木はこれまでも、レコードの溝をシリコンに型取り、それに水を入れて凍らせ、氷のレコードをプレイヤーでかけ、溶けていくさまによって時間を感じさせる作品「VINYL」や、砂時計やタイマーの音をマイクで拾い、リミットある時間を観客に感じさせる作品「timer」などで、様々な手法で「時間」を見せ、観客に提示してきましたが、本展はさらに「時間」という意味に突っ込んだ作品が展開されます。

本展は新作が中心の展示になりますが、八木が2003年に発表した作品「INFOPAGE」の最新版も今回展示します。
「INFOPAGE」とは、真っ白な本の任意のページをひらくと、ページの隅に小さく刷られたバーコードをバーコードリーダーが認識し、その読みとられた数値でムービーを指定する、という動画像選択システムで、ページをめくるたびに、様々な動画が次々に現れる、文字通りの「映像の本」です。
八木はこのシステムで特許を取得しましたが、このシステムの面白いところは、ソフトである「映像」を変えれば様々な映像の本が楽しめるという点にあります。
またこの作品は、先に進んだり前のページに戻ったり飛ばし読みしたりと、どこへでも、どこのページからでも自由にランダムアクセスできる、まるでタイムマシンのように時空間を行ったり来たりできる作品でもあります。

今回展示される、「時間」を「物理的なものに変換した」八木の作品で、是非様々な「時間」の流れと感覚を高円寺で体験していただきたいと思います。