Installation view of the exhibition “Dreamscapegoatfuck” at MUJIN-TO Production, photo: Kenji Morita
Installation view of the exhibition “Dreamscapegoatfuck” at MUJIN-TO Production, photo: Kenji Morita
バトルランズ (2018)
ビデオインスタレーション
56 min. 37 sec.

アメリカ・マイアミにあるペレス美術館の依頼によって制作された作品で、この作品制作のために小泉は何度もマイアミを訪れ、イラク戦争とアフガニスタン戦争で従軍し帰還したアメリカの退役軍人7名の協力を得て撮影を行いました。まず彼ら/彼女らに目隠しをし、GoProカメラを頭に装着してもらい、現在の住居や暮らす街の中で今の日常生活について言葉で描写してもらいます。そしてまったく同じ場所で、今度は戦地で最もストレスを感じた瞬間を思い出してもらい、それを描写してもらいました。この2種類の映像を編集によって継ぎ目なく混在させた映像は、戦争が日常の地続きに感じるかのように鑑賞者に強く迫ります。
戦争と破壊という極限の状態は、人々の記憶やその後の日常生活にどのような影響を及ぼすのか、また命令に従う状況の兵士にとって個人的な「選択」とは何か、感情の中の戦いはどこまで続くのか。華やかなアメリカンドリームの裏に潜在するこれらの問いに、小泉が数年かけて取り組んだ作品です。